厚生労働省がすすめる「人生会議」知ってる?終活との違いを解説します


終活と厚生労働省 0029
厚生労働省が提唱する「人生会議」をご存知ですか?
私たちが日頃「終活」と言っている活動を含めて、もうひとつ大きな枠組みを、厚生労働省が提唱しているんです。
厚生労働省に言われちゃうとちょっと構えちゃうますけど、この記事ではできるだけわかりやすく解説しますね。

こんにちわ終活ガイドの宮崎です。
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人生会議とは?
まず、厚生労働省が進める「人生会議」について解説しましょう。
人生会議とは、アドバンス・ケア・プランニングの愛称です。
いきなり難しい英語になっちゃいましたね。
簡単に言うと、「もしものとき」について話し合うことが人生会議です。
「もしものとき」って、終活の時だけではないはずです。
たとえば、病気になる、事故に合う、いろんな「もしも」があります。
そんな時のために、事前に自分が希望する医療ケアなどについて、信頼する人たちと話し合い共有することです。
いつどこで、自分が命に係わる大きな病気やけがをするか分からないですからね。
命の危険が迫った状態になると約70%の方が、これからの医療やケアについて自分の意志で決められない、と言われています。
こうなった時は、家族であったり身近な信頼できる人が「あなたならきっとこう考えたり選ぶだろう」とあなたの気持ちを想像しながら医療・ケアチームと話し合うことになります。
その時に、できるだけあなたの気持ちがわかってもらえたほうがいいですよね。
「人生会議」として話し合いをすることで、あなたが自分の気持ちを伝えることができなくなった「もしものとき」には、あなたから直接聞いた気持ちを踏まえて重要な判断をしてくれるでしょう。
人生会議で、あなたの心の負担も軽くなるのではないでしょうか。
終活と人生会議について
終活とどこが違うの?と思った方!
終活と人生会議は、そのスタンスがちょっと違っています。
終活が、自分の人生の仕舞い方や老後の充実のために行うのに対して、
人生会議は、あくまで自分の気持ちを家族や身近な信頼できる人に伝えることがメインの活動になります。
話し合いを中心にしているのが人生会議なので、終活をしながら家族に自分のもしものときにお願いしたいことを話しておくのが終活と人生会議を上手く使う方法になります。
終活は終活ノートなど書面に残しておくことなどで、実際に亡くなられた時などの準備を円滑に進めることが可能になります。
それに対して、人生会議は、大きな手術を行う判断や、延命措置、リハビリなどについて判断を決めなくてはいけない時のことを伝えて置くものです。
何回も人生会議をすることで、家族と話し合えっておけば、みんなの記憶に残っているはずです。
急な判断が必要な時でもきっと思い出して、あなたの意志を尊重することができます。
終活か記録に残すこと、であるならば、人生会議は記憶に残すこと、といえます。
どちらも家族と今後について話し合いをすること
終活も人生会議もどちらも家族との今後について話し合いをすることでは共通しています。
あなたにもしものことがあたった場合、大変なのは残された家族であり、身近な人たちです。
もしも、はいつやってくるか分かりません。
年齢だって関係ありません。
あなたが家族や身近な人たちのためを思うのであれば、終活や人生会議などを行うことで、家族の負担を減らすことができるのです。
終活と厚生労働省 まとめ
「人生会議」と「終活」について解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
「人生会議」も「終活」も自分が亡くなった後のことを考えて行うものです。
2つは似ているようですが、大きく異なる部分もありますので、どちらかを行うではなく、両方とも進めていくことが家族であり身近な人たちへの愛情ではないかと思います。
まずは家族とこれからについて話し合ってみてはいかがでしょうか?

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