あなたはだいじょうぶ?子供がいない終活で困ること5つ


子供がいないおひとりさま終活 0066

こんにちわ終活ガイドの宮崎です。
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子供がいないからこそ、「おひとりさま終活」が大切です。
終活をする人が増えてきましたね。
残された家族に迷惑をかけたくない、そのような気持ちもあって終活を始める人が多いようですが、子供がいない人が終活を考える際はどのようなことを考えるべきなのでしょうか?
夫婦であればどちらかにお願いするのかもしれません。1人になってしまった場合はどうなのでしょう?
不安も多いのではないでしょうか。じつはオトカツもそんな一人です。
子供のいない夫婦やおひとり様の終活について考えてみましょう。
終活をどのように考えるべきなのか
終活とは「人生のこれからについて考える」活動ですが、終活をするにあたり、一番に考えるのは「自分の亡くなった後の対応を誰にお願いするか」ではないでしょうか?
子供や頼める身近な人がいる人がすぐに思い浮かぶ人は悩むようなことではありませんが、子供がいなかったり、おひとり様であったり、頼めるような人がすぐに思い浮かばない場合は悩んでしまうはずです。
この場合、終活についてどのように考えることは必要になってくるのでしょうか?
【アンケート】子供がいない場合の終活で困ること
子供がいない場合の終活を焦点にしていきますが、子供がいないとは
- 子供がいない夫婦
- おひとり様
- 子供や身寄りのいない方
などが考えられます。
誰にでも平等に「老後」はやってきます。
老後のことを考えることが終活になるのですが、子供がいないことの終活でまず考えるべきことは何なのでしょうか?
おひとりさまの終活で、困ることを皆さんに聞いてみました。
体調管理がたいへん!
体調管理については、多くのおひとりさまが心配なさっているようでした。
年令を重ねるごとに、体調管理はたいへんになってきますから、当然だと思います。
「フレイル」という言葉を聞いたこともあるのではないでしょうか。
身体的機能、認知機能の低下がみられる状態をのことで、「健康状態と要介護状態の間」と位置づけられています。
適度な運動と、栄養のある食事には気をつけなければなりませんね。
病院に入院する時、おひとりさまでだいじょうぶ?
入院
健康状態が悪くなり、また怪我をしたりした時に、いざ入院となっても、多くの病院は「同意書」が求められます。
最近では、おひとりさまの身元保証をするNPOがたくさんあります。
ネットでもいろいろ探せますので、健康なうちに問い合わせてみてはいかがでしょうか。
終末期医療
また、病状が悪化して「終末期医療」を受ける時に、ご自身で意思表示ができない、というケースも考えられます。
全国病院協会も「代弁者」を立てることを推奨していますが、おひとりさまとしては、切実な問題ですね。
おひとりさま終活:孤独死しちゃうかも
このご意見の方も、とてもたくさんいらっしゃいました。
それはそうです。一人でいる時間が長いおひとりさまですから、場合によっては孤独死、となる可能性があります。
やはりそのためにも、エンディングノートや遺書が必要になります。
また、そうならないためにも、ご自身の地域の「地域包括支援センター」に相談してみましょう。
一人暮らしのお宅を見回ってくれたり、認知症の兆候などにも気にしてくれたりします。
また、SECOMなど民間でもそのようなサービスをしている会社があります。
おひとりさま終活:希望するお葬式ができないかも
人生最期のイベントお葬式についても心配なさっている方が多かったです。
最近では、葬儀の「生前予約」というサービスが広まっています。これはご自身がお元気なうちに、ご自身の葬儀の形を決めておき、葬儀社と契約をしておくことができます。
葬儀社については、最近ではテレビCMでも見る葬儀社もありますね。
「小さなお葬式」に代表されるTVCMの葬儀社は、正確には「葬儀斡旋サービス」であり自社で葬儀を執り行うものではありません。ご注意ください。
おひとりさまの自宅はどうなるの?遺産は?
自分が死んでしまうと、残されたものは家財や、自宅になります。
遺品
遺品整理業者さんにお聞きすると、多くの案件が「ご家族も把握できないほどのすごい遺品整理」がよくあるのだそうです。遺品整理サービスにもお金がかかります。
いまのうちから、身辺の整理をしておきましょう。
エンディングノートを書いていく中で、「身の回りに物が多い」と感じている方も多いのではないでしょうか。今のうちからミニマリストになってみませんか?
残された自宅
また残ったご自宅についてもご心配な方も多く見られました。自宅の処分については、行政書士も相談に乗ってくれます。
お近くに行政書士がいない場合にも、ネットから検索できます。
遺産管理
そして遺産の管理についてご心配な方もいらっしゃいました。
遺産に関しては、信頼できる方に任意後見契約を結ぶことをおすすめします。
このように、自分が元気なうちに、自分が信頼できる人を見つけて、その人との間で、もし自分が老いて判断能力が衰えてきた場合等には、自分に代わって、財産管理や必要な契約締結等をしてくださいとお願いしてこれを引き受けてもらう契約が、任意後見契約なのです。そのため、任意後見契約は、将来の老いの不安に備えた「老い支度」ないしは「老後の安心設計」であると言われています。
日本公証人連合会HP
老後・死後
子供のいる終活と変わりはありませんが、子供や家族がいない場合の終活では身元引受・成年後見制度・死後事務委任契約、などが必要になってきます。
これは第三者にお願いするものであり、家族などお願いすることが可能な人がいる場合には不要になります。(場合によっては必要になることもあります)
身元引受・成年後見制度・死後事務委任契約とは?
身元引受
身体的、手続的なサポートを行う人になります。
保証会社・弁護士・司法書士・NPO団体などが引き受け依頼できます。
成年後見制度
事前に後見人を選び、実際に認知症等で判断能力は衰えた場合に選んでいた人を後見人として選任する制度です。
原則としてすべての法廷行為を代理することが可能になりますが、基本は親族が選任されるようですが、専門家に依頼することも可能です。
死後事務委任契約
自身が亡くなった後の手続きや身辺整理などを第三者におねがいするために結ぶ契約になります。
死亡に関する一切の手続きを行うことになり、行える内容は契約内容によって限定することができます。
自分の亡くなった後に不安を感じる場合は、このような制度について勉強し、自分に必要であれば相談して、利用してみるようにしましょう。
おひとりさま終活 について考えることのメリット
子供がいない場合やおひとり様になった時の終活について考えておくことのメリットとは何でしょうか?
孤独死リスクを減らせる
年々孤独死をしている人の人数が増えています。
終活をして、さまざまな制度を利用しておくことで、孤独死の可能性を減らすことができます。
1人で生きていくことへのリスクを減らし、不測の事態の際にも対応できる状態を作ることが可能になります。
死後の不安を解決できる
自分が亡くなった後はどうなるのだろう、不安を持ち続けていることはとても生きづらいことです。
これらを解決することは、これからの人生を生きやすくすることになり、安心することができます。
終活への準備をすすめることができる
終活を始めることにより、準備をすすめることができます。
第三者にお願いをするようになるのであれば、断捨離をしておくべきでしょう。
いつ何が起きても大丈夫な環境を作っていくことができます。
この本、おすすめですよ。
子供がいないおひとりさま終活 まとめ
終活とは人生のこれからについて考える活動です。
不安があるのでは、これからを生きていくのが辛くなってしまいます。
子供がいない、亡くなった後に頼めるような人がいない、悩んでしまうかもしれませんが、そのような方が利用できる制度がありますので、活用してみてはいかがでしょうか?

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